スタイリングセッション:Akane Shinozaki / 篠崎茜 | Merlette NYC(マーレット)日本公式サイト

2026.03.07

スタイリングセッション:Akane Shinozaki / 篠崎茜

スタイリングセッション:Akane Shinozaki / 篠崎茜

今回ご紹介するのはRon Herman ウィメンズバイヤーとして活躍する篠崎茜氏。

インドでは高揚するカラフルな色を、パリでは少しモードに、LAではヴィンテージデニムを。
旅先で出会った小さなアクセサリーをスパイスのように効かせながら、
土地の光や記憶をスタイリングに映していく。

バイヤーとして世界中を旅するそんな彼女が選んだのは、
MerletteのPRE SPRING 2026コレクション。
今回、お気に入りのMerletteをトランクに詰め込んで、
やわらかな春の訪れを感じさせるパリの街並みで撮影してきてもらいました。

「どんな瞬間も自分らしくいられることがいちばん大事」と語るその言葉どおり、
心地良さが漂う自然体のスタイリングをお楽しみください。





Q. 忙しく動き回る毎日の中で、“自分らしさ”をどうやって服で表現していますか?
また、バイヤーとして、ブランドまたは服を選ぶ際に最も大切にしている価値観は何ですか?

A. バイヤーとしての顔、家に帰れば母として、妻としての顔。
日々いくつもの役割を行き来する中で、私にとっていちばん自分らしさを表現できるのが「装い」です。
一日の始まりに家を出るとき、自分のスイッチを入れる意味でも、その日の直感をとても大切にしています。
小物の合わせ方や、ほんの少しのアイシャドウやリップ、ジュエリーの重ね方。
出張先で出会ったその土地ならではの小さなアクセサリーをスパイスのように加えるのも好きです。

さまざまな国や都市を訪れることが多いからこそ、自然と選ぶものも変わります。
インドでは心が高鳴る色を、パリでは少しピリッとモードに、
LAの心地よい空気の中ではヴィンテージのデニムやジャケットを。
土地の空気や光、そこで感じた感覚が、そのまま装いへと映し出されていく感覚です。
その日一日、心地よく自分らしくいられるかが大事にしている価値観です!





Q. これらのルックを身にまといながら、どんな場所への旅を思い描きましたか?
また、旅先で必ずすることや必需品などありますか?

A. Merletteと旅は、本当に切っても切り離せない存在です。
ちょうどパリ出張を控えてパッキングをしていたのですが、
スーツケースを前にしながら、パリで過ごすさまざまなシーンを自然と想像していました。

ショールームで少しきちんとした装いが求められる場面にはドレスを。
アポイントのひとつ、カフェでの待ち合わせにはカットソーとストライプのロングスカートのセットアップを。
そしてリラックスしたディナーには、デニムに小花柄のブラウスを合わせて。

同じブランドでありながら、シーンによってまったく異なる表情を見せてくれる。
その振り幅の美しさと、どんな瞬間にも自然体でいられる心地よさこそが、
Merletteの最大の魅力だと思っています。

必需品はMerletteのドレス、そしてほうじ茶、おやつ!





Q. 日本のスタイルの魅力ってどんなところだと思いますか?
そして、それを体現している女性たちはどんな人だと思いますか?

A. 日本の女性は、本当にファッションが好きだと思います。
そして、一つのアイテムを大切に、長く愛しながら、
さまざまなスタイリングで楽しむことがとても上手だと感じています。
流行を追うだけではなく、自分なりの解釈で着こなしを重ねていく。その姿勢がとても印象的です。

また、デザイナーがどんな人なのか、どのような背景からその服が生まれたのか、ブランドにどんな物語があるのか――
そうしたストーリーに耳を傾け、理解したうえでワードローブに迎え入れる方も多いように思います。
服そのものだけでなく、その奥にある想いや哲学ごと愛する、という女性像でしょうか。





Q. その感性は、あなたのスタイリングやアイテム選びにどんな影響を与えていますか?

A. 一着の服とは、長いお付き合いになります。
だからこそ、素材の良さや着心地の心地よさはもちろん、生産背景やものづくりの姿勢まで、
自分の価値観とフィットしているかどうかをとても大切にしています。

年齢を重ねるほどに、表面的なトレンドや一瞬の高揚感よりも、
そのブランドが何を大切にしているのか、どんな想いで生み出されているのか――
その価値観にどれだけ共感できるか、という点に自然と重きを置くようになりました。

Q. 2026年に向けて、どのような新しいスタイルの進化に最も期待していますか?

A. 10年前、Merletteで初めて購入したドレスが「Chaouen」でした。
ローウエストに切り替えの入った、ホワイトのロングドレスです。
今でもその名前をはっきり覚えているのは、
実際に学生時代に訪れたことのあるモロッコの街、シャウエンの名がついていたから。
旅の記憶と、ドレスの軽やかなフォルムが重なった瞬間に、一気に心を掴まれました。

日本でももちろんたくさん着ていますが、バイイングトリップにも必ずと言っていいほど連れていきます。
土地が変わっても、その空気に自然と溶け込みながら、自分らしさを保ってくれる一着です。

そして2026年は、ドレスでもデニムでも、ローウエストのバランスがとても気になっています。
だからこそ、今年はこれまで以上に「Chaouen」の出番が増えそうな予感がしています。





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