デザインを模索していく中で出会ったのが、70年代フランスのファッション誌。
それまで目にしたことがないヴィンテージなドレスがたくさん掲載され、そのどれもが優しくて軽やかに息ができそうな心地のよい服ばかりでした。
それから60年代や20年代までさかのぼり、見つけたのがスモッキング刺繍のデザイン。
歴史的でセンチメンタルで、生地の繊細なデザインと相まって素敵なものでした。
しかしその多くは、ウォッシャブルのコットン素材を使用しており、高価なものではありませんでした。
このことがコットンに着目するきっかけとなりました。
質が高くディテールにもこだわり、大切に長く着続けることができる服。
シンプルでクオリティが高くて着心地が良くラグジュアリー。それがMerletteが求めていることです。

Merletteのこれからは、ファッション業界が今よりもずっとサステナブルになることを願い、独自の新しい路線を生み出すのではなく、既に持っているものをさらに進化させていくことを目指しています。

そこで今回、2017年ファーストコレクションで発表した、レッドアイテムの復刻盤を日本限定にて展開することに至りました。
この鮮やかなポピーレッドは、情熱、感情の深さ、そして究極の可視性を表す色。
それは、女性のみなぎるパワーと自信を表現するものです。
Merletteを着た一人でも多くの女性たちが活躍できるように、と願っています。